「患者さんとどうやって仲良くなればいいの?」
「雰囲気を和ませるためには何が大切?」
そう悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回は患者さんとのコミュニケーションが重要な理由と、意思疎通を円滑にするポイントを解説します。
患者さんへの接し方で悩んでいる医師・看護師は本記事をぜひ参考にしてください。
患者とのコミュニケーションが重要な理由
患者さんとのコミュニケーションが重要な理由として、良質な医療サービスの提供があげられます。
患者さんの病気や怪我を早く治すためには、体や心の状態を把握しなければいけません。
「どこの部位が痛むのか?」「いつから悪化したのか?」などを知る必要があるのです。
そのためには患者さんの心を開かせ、正直に話しやすい雰囲気づくりが大切になります。
また、良質なコミュニケーションによって、患者さんの安心感へとつながります。
「病は気から」と言うように、患者さんは何かしらの不安を抱えているもの。
悩みや不満があってはいつまでも治りません。
医師や看護師から積極的に意思疎通を図れば、ネガティブな感情を取り除けます。
結果的に病気や怪我の早期回復につながるのです。
患者とのコミュニケーションで悩みやすい点
続いては患者さんとのコミュニケーションで悩みやすい点について解説します。
まずは自分自身がどの段階に該当するかを判断していきましょう。
コミュニケーションを図る時間がない
患者さんとコミュニケーションを図りたくても、そもそもゆっくり話せる時間がない方もいます。
医師であれば診察数が多かったり、看護師であるとスケジュールが常に埋まっていたり。
持ち時間が限られているため、一人一人の悩みや不満を聞けないのです。
もどかしい思いで業務にあたる医師や看護師も多いでしょう。
いつまでも壁を感じる
患者さんと話す時間を確保できても、なかなか打ち解けられない方もいます。
具体的には「楽しく雑談ができない」「何気ない会話も交わせられない」などの悩みを抱えているもの。
患者さんの顔色を気にしすぎる方によく見られます。
加えて、患者さんと年齢差がある場合や、異性とのコミュニケーションが苦手な人に多いかもしれません。
本音を引き出せない
気軽に話ができたとしても、本音を引き出せない方も多いです。
患者さんがなかなか本心を語らないため「何が理由で症状が悪化しているのか?」「普段どんな悩みを持っているのか?」が分かりません。
具体的には話を逸らされてしまったり、質問に対して一言で終わってしまったり。
患者さんが本音を話してくれず、心苦しく感じる瞬間もあります。
患者とコミュニケーションを取る上で大切なポイント3選
それでは最後に患者さんとコミュニケーションを取る上で大切なポイントについて解説します。
これから解説する内容に共通するのは「どれだけ相手目線に立てるか?」です。
ぜひ自分自身の行動と照らし合わせて参考にしてみてください。
話す時間をつくる
患者さんとコミュニケーションを取る時間がない方も多いでしょう。
話す時間をつくれなければ、患者さんの悩みや不満は分かりません。
そこで、まずは一日のスケジュールを見直してみましょう。
やらなくてもいい仕事や他の人に頼める仕事はあるはず。
例えば「15分だけ患者の〇〇さんと話したいのでコール対応お願いできますか?」と同僚や上司に依頼するのもおすすめです。
状況や事情を説明すれば、協力してくれる確率は高まります。
聞く姿勢を心がける
もちろん会話をする上で、楽しさを追及するのは間違いではありません。
しかし、楽しさを求めてしまうと自分中心の会話になってしまいます。
会話はお互いの配慮あって成り立つもの。
「前より具合はどうですか?」「好きな食べ物は何ですか?」など、何気ない質問を投げかけるのも大切です。
会話のキャッチボールができれば、コミュニケーションは楽になります。
話を共感する
人は話に共感してくれる方を好きになります。
それは患者と医師・看護師の関係においても同様です。
「そうですよね」「たしかにそう思います」など、一旦話を受け止めてあげると患者さんは安心するもの。
徐々に心を開いていき、本音を話したくなります。
結果的に患者さんの根底にある問題を明らかにできるのです。
まとめ
医師や看護師にとって、患者さんとのコミュニケーションはハードル高く感じるかもしれません。
作業に追われて会話ができなかったり、話す時間があっても本音を引き出せなかったり。
悩みやすいポイントは人それぞれです。
まずはコミュニケーションの時間を十分に取り、聞く姿勢を大切にしていきましょう。
時間をかけて関係を構築できれば、仕事もずっと楽しくなります。
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