新着情報

お役立ちコラム

看護師にはどんな働き方があるの?

少子高齢化の危機が叫ばれて早数年、十数年が経ちました。
その高齢化の進行に比例するかのように看護業界に対する需要も高まっており、今後はより一層の需要が見込まれるでしょう。

そんな看護業界ですが、最も代表的な看護の専門職といえば、やはり看護師でしょう。
一言で看護師といっても、全員が病院に勤務するわけではなく、看護師によってさまざまな勤務先がございます。

また、看護師によっては子育てなどの理由により、他の看護師とは異なる変則的な働き方をされている方もおられます。

そこで、この記事では、一般的にはあまり知られていないような看護師の勤務先や働き方・
サービス内容などについて解説してまいります。

「将来は看護師を目指している」
「看護師に興味があり、転職を考えている」

など、この記事が看護師について知りたいという方の一助となれば幸いです。

看護師にはどんな働き方があるの?

看護師の働き方の種類

まずは看護師の働き方についてです。
看護師の多くは病院勤務となるため、ここでは病院勤務の看護師を例にご説明します。

正社員として働く場合

正社員として働く場合、多くの看護師は2交代制あるいは3交代制で勤務します。
2交代制は朝8時から夕方17時までの日勤(フルタイム、昼休憩1時間を含む)、16時から翌朝9時までの時間帯の夜勤(食事1時間・仮眠2時間程度の休憩を含む)があります。

3交代制の場合は朝8時から夕方17時までの日勤・16:00から24:30までの準夜勤・24:00から翌朝8:30までの深夜勤務があります。

2交代制のメリットは

・夜勤の次の日は休日になる
・深夜手当などで収入の増加が見込める
・良くも悪くも勤務パターンが2種類なので生活リズムが整いやすい

一方デメリットは

・16時間勤務のため体力的・精神的負担が重い
・夜間に急患や患者様の容態の急変が起こると休憩時間がとれない可能性がある

続いて、3交代制のメリットは

・2交代制と比較して夜勤が分けられているため勤務時間が短く、心身への負担が少ない
・勤務時間が短いため、終業まで集中力が持続しやすい

3交代制のデメリットは

・2交代制に比べシフトが早く回ってきやすい
・そのため、連続した休暇をとりにくい
・勤務時間が不規則なため生活リズムも不規則になりやすい

以上2交代制・3交代制について解説しました。

2交代制の場合は
・一日しっかりと休みたい
・(若いあるいは体力があるため)夜勤で収入アップを図りたい という方に、

3交代制の場合は

・子育てなどで夜勤は難しい
・2交代制の夜勤は体力的・精神的に厳しい という方におすすめです。

パートまたはアルバイト

看護師は正社員形態だけでなく、パートやアルバイトとしても勤務可能です。
パートなどとして働くメリットは

・子育てなど、プライベートを優先した勤務ができる
・社員に比べて残業が少ない(頼まれにくい)
・扶養内で働くことも可能

反対にデメリットは、

・社員看護師に比べ給料が低い
・ボーナスなどは無い、あるいは少ない

などが挙げられます。

パートやアルバイトとして働くことがおすすめな人は以下のような方々です。

・子育てや趣味など、プライベートを優先したい方
・子育てなどでブランクがあるが、復職を考えている方
・フルタイム勤務は体力的あるいは精神的に難しいという方など

看護師の勤務先とその割合

厚生労働省が発表した平成30年の「衛生行政報告例」によると、看護師の勤務先として最も多いのは病院で、その割合は70.9%でした。

続いて診療所が12.8%、介護保険施設等が7.3%、訪問看護ステーションが4.2%でした。
他には社会保険施設1.6%や保健所0.1%・事業所0.4%・看護師の養成所1.4%など、さまざまな勤務先が存在します。

看護師の仕事内容

看護師の役割は主に「療養の世話」と「医師の補助」に大別されます。
他にも患者様に関わることの多く・他の看護師との連携に関するものなど、多岐にわたります。

1,体温測定・血圧測定・脈拍測定
看護師の基本業務です。
総称してバイタルサインチェックまたはバイタルチェックと呼ばれます。

2,点滴・注射・採血
医師の指示があった場合のみ可能な業務です。
この中でも点滴(投薬)は誤った薬を投薬するといったトラブルを未然に防ぐため、複数の看護師による「ダブルチェック体制」が義務付けられています。

3,食事・入浴・排泄の介助

4,体位の変更
怪我や病気などで自力で動くのが困難な患者様に対して行われます。
長時間同じ体勢をしていることが原因の「褥瘡(じょくそう)」という床ずれを未然に防ぐためです。

5,手術室・トイレなどへの患者者様の移送

6,手術室・往診時などでの医師のサポート

7,ナースステーションにて他ナースとのミーティング

8,ナースコールへの応対

9,各種記録作業

10,病棟の巡回

11,始業する看護師への引き継ぎ業務など

まとめ

いかがでしたでしょうか。

一言に看護師といっても、その業務内容は多岐にわたり、経験や知識も必要とされます。
この記事をご覧になって医療の一翼を担いたい、あるいは看護を希望したいという方はぜひ当社までご連絡ください!

たまき訪問看護リハビリステーションでは、求職者様に向けて見学体験を行っています。
ご希望の方はお気軽にご連絡ください。

>たまき訪問看護リハビリステーションの見学についてはこちら

関連記事