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介護と看護の違いを徹底解説!

看護と介護、皆さんは両者の違いについてご存知でしょうか。
看護と介護は名称だけでなく、利用者様のサポートをするという目的や役割も似ていることからしばしば混同されやすいです。

そこでこの記事では、そんな間違われやすい看護と介護について徹底解説していきます。
両者の仕事内容・資格などを説明した上で看護と介護の違いにも迫ります。

この記事が看護・介護業界に興味のある方の参考になれば幸いです。

介護と看護の違いを徹底解説!

看護とは

看護とは、病気や怪我に苦しむ患者様が療養する上でのお世話をすることです。
また、医師の指示に基づいて医療サービスを行うなど、医師をサポートする役割も必要とされています。

看護の目的は、怪我や病気で苦しむ患者様が健康を損う前の正常な状態に戻す、
あるいは元の正常な状態に限りなく近づけることです。

看護の仕事内容

看護の定義や目的がわかったところで、次は具体的な仕事内容をみていきましょう。
看護の仕事内容には以下のようなものがあります。

1,体温測定・血圧測定・脈拍測定
看護師の毎日の基本業務です。
患者様のその日のお体の状態を確認する業務で、これらは総称してバイタルサインチェックまたは単にバイタルチェックと呼ばれます。

2,点滴・注射・採血
こちらは医師の指示があった場合のみ可能な業務です。
この中でも点滴(投薬)は誤った薬を投薬しないためにも一際注意が必要です。
このようなトラブルを防ぐため、複数看護師による「ダブルチェック体制」が義務付けられています。

3,食事・入浴・排泄の介助

4,体位の変更
怪我や病気など、自力で動くのが困難な患者様に対して行われます。
体位を変えないと「褥瘡(じょくそう)」という床ずれを防ぐためです。

5,患者様の移送

6,手術室・往診などでの医師のサポート

7,ナースステーションにて他ナースとのミーティング

看護の資格

看護資格には認定看護師・認定看護管理者・専門看護師の三種類があります。
それぞれの特徴について簡単にご説明します。

1,認定看護管理者

病院や介護施設などの管理者として、管理する施設の医療・看護サービスの向上を目指す。

2,認定看護師・専門看護師

どちらも「特定の分野において特化し、豊富な知識と高い技術を持つ」と認定された看護師です。
両者は混同されやすいのですが、特化する分野が違うなどの違いがあります。

看護ができること・できないこと

保健師助産師看護師法第五条によると、看護ができることは「療養上の世話」と「診療の補助」と記されています。
清拭や各種介助など「療養上の世話」については看護師でも単独でも行えます。

「診療の補助」については医師の指示の下であればある程度の医療行為を行うことができますが、中には看護師などには許されていない医療行為もあるので注意が必要です。

できないことは、単独での「診療の補助」(または医療行為)です。
前述のとおり、医療行為を行うには医師の指示が必要とされています。

介護とは

介護とは、怪我や病気・障害に苦しむ方、あるいはご高齢の方など支援を必要とする人が生活できるように身の回りのお世話をすることです。

介護の目的は、患者様がひとりでも生活できるように支援すること(自立支援)にあります。

介護の仕事内容

では、介護が指す「身の回りのお世話」や「自立支援」とはどのようなものなのでしょうか。
詳しくみていきましょう。

1,食事の介助

2,排泄介助

3,入浴介助

4,移乗介助
患者様の歩行のサポートの他、車椅子をご利用の方の場合は乗降のサポートをします。

5,掃除
患者様の居住スペース周りを清掃します。

6,患者様とのコミュニケーション

この他にも介護サービスは数多く存在します。

介護の資格

介護には資格が必要なものと不要なものがあります。
以下、代表的な介護資格をご紹介していきます。

1,介護職員初任者研修

かつてはホームヘルパー2級と呼ばれていました。
取得すると食事や入浴の介助が可能となります(無資格は不可能)。

2,介護福祉士実務者研修

入門的な介護職員初任者研修より少し難易度が上がります。
しかし、介護職員初任者研修と同様に受験資格はないため、誰でも受験することが可能です。

3,介護福祉士

受験資格は先述の介護福祉士実務者研修を修了していることです。
今回ご紹介する中では唯一の国家資格です。

介護ができること・できないこと

できること

各種介助の他に掃除・洗濯・生活必需品の購入など、日常生活に関わることです。

できないこと

酒、タバコなど嗜好品の購入・患者様以外の第三者を援助する行為など、日常生活を送る上で不可欠ではないことは対象外です。

看護と介護の違い

サービス内容

どちらも患者様の介助を行うなど共通点はあります。
しかし、看護は患者様の「療養」に関することをしますが、介護は必需品の買い物や掃除など「生活」に関わることも行います。

職種

看護は限定的に医療行為を行うこともあり医療職に大別されます。
一方介護は福祉職に大別されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
名称が似ている看護と介護ですが、サービスの違いなどを理解することでその違いが理解できたのではないでしょうか。
この記事をご覧になって訪問看護に興味を持たれた方はぜひ当社にご連絡ください。

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